菅野一勢による講義『空海さんから学ぼう』
どうも菅野一勢です!
今日も歴史から学ぶシリーズをお届けします。
空海さんから学ぼう、ってことですね。
この有名な空海さんって、みなさん名前を聞いたことがあると思いますけれども。
ある日弟子たちと一緒にいる時にある人が空海さんにこう言いました。
「空海さんは立派なお弟子さんをお持ちですね」って言った言葉に対して空海さんが言ったのは
「ん?どこに弟子がいますか?彼らはみんな私の師匠ですよ」って言ったんですね。
これってどういうことかというと、これ秀吉さんも同じこと言ってますよね。
「我以外皆師匠なり」って言ってるんですけど、要は誰からでも学ぶところがあるよという姿勢で全て臨んでいるから、空海さんからしてみたら弟子も師匠だっていう話なんですよね。
こういうような社長さんって、誰からも話を聞こうと思っていて社長さんが聞く耳を持っているから、スタッフの人がどんどん意見してくれるんですよ。
だから「なるほどね。そう意見があるのか。ありがとう」とか。
だから秀吉さんなんかも、どんな下っ端が来てもその人の何かいいところをずっと見定めて「あ、ここがすごい」というところを見つけるプロだったんですよね。
だから人たらしって言われて人が好いてくる。
それで、人って褒めれると嬉しいんですよ。
自分の話とか聞かれるとすごく嬉しいんですよ。
だからどんどん、どんどん苦労話とか、「昔俺はこんなんだった」って自分の自慢話って何度でもしたいんですよ。
だからそういったことを聞いてあげると好かれるんですよね。
昨日もねちょっと日本料理屋に行ったんですけれども、その大将がすごいプライドを持っている人で
「大将ってどういう経緯でこうなったんですか?」って言ったら、どんどん気持ち良く喋るんですよね。
そうするとやっぱりあっちも喜んでくれると。
だから、人から好かれるっていうことは、人の話を聞いてあげることなんですよ。
だから空海さんとか秀吉さんとかは、これだけ人に好かれたっていうのは聞く耳を持つっていうことなんですよね。
例えば、ワンマン社長で人の話聞かない人いますよね。
もう「俺が言ってることが絶対だ」とか言っているような人たちに限って
「うちのスタッフたちは何も意見しない。ホントあいつらは考えてんのか」とか言うけれど
「それ潰してるのお前だからね」って話なんですよ。
だから、聞く耳を持たないとスタッフとかも何の意見も言ってくれないよっていう話です。
だから本当にね、全ての責任が自分だっていうイメージを持っておけば間違いないと思います。
スタッフがこうあるのも全て自分の責任だよ、っていうことですね。
だから、空海から学ぼう、秀吉から学ぼうじゃないですけど、こういった器の大きさはやっぱり持って行きましょう、と。
器の大きさって自分が勉強して広げていくものですからね。
勝手になるもんじゃないです。
知識を豊富にして、「あ、こういうことした方がいいんだ」って勉強して広げていくってことですから、どんどんこういう歴史から学んでいきましょうね。
今日もありがとうございました。