菅野一勢の講義『「かけがえのない人」と思われる会話術』
どうも!菅野一勢です!
今日は『「かけがえのない人」と思われる会話術』ということで
お話をしていきます!
人って、ぶっちゃけ言うと、自分にしか関心が無いんですよ。極論を言っちゃうと。
だから「人にとって遠くの国で何百人餓死して死のうが、遠くの国でどんな災害が起きていようが、そんなことよりも今自分の歯が痛いこととか、肩こりの方がずっと大きな問題」なんですよ。
「それくらい人間は自己中心的なのである」と。
興味があるのは自分のことだけであると思っておけば良いです。
「良い会話者になりたいのであれば良い聞き手、つまり聞き上手になりなさい」と。
「あなたが相手から興味を持たれれば、会話中に相手が喜んでくれるようなことを質問しなさい。相手がこれまでにやり遂げたことを話したくなるような、そんな質問をしなさい」と言っている通りなんですね。
僕、この前日本料理屋さんに食べに行って「あ、この大将ってすごいプライド持ってるな」って。
30年やってるって言っていて。
多分その経験をみんなに話してそれを自慢したいってよく分かるんで「え?大将、30年って、この業界に入ったきっかけは?」って言ったら
「いや俺、ヤンキーだったからさ、17の時にはこの業界に入って」
「えー!?」って言って。
「どういうきっかけだったんですか?」
「寿司屋さんでさ、バイトやっててさ、その道に入って。どうせやるんだったらこの職で俺はさ、日本一になりたいと思ったわけよ」と。
「ほぉ〜!すごいですね!それどうするんですか?」って言うと
「当時はネットとかが無いから色々自分で調べたら吉兆が日本一って気が付いたんだよな。ってことは吉兆しか入るところなねぇんだよな」
「ははぁ〜、吉兆!聞いたことある。吉兆ですか!あの吉兆ですよね?」
「おう、そうなんだよ」。もう主人は気持ち良くなるわけですよね。
それで「ははぁ〜、なるほど」と言って。
「じゃあ、吉兆行くためにどうしたんですか?」
「いや、それがよぉ、どこどこに入るとよ、吉兆に20人だけ行けるって分かってよぉ。そこに入ったんだよ。で、親父がさぁ学費出してくれなかったんだよ。お前のことだからまた中途半端にやるって言って。だから俺はさ、自分でバイトして頑張って1年間そこ行ってさ、なんとその何千人中の2位になったんだよ。そしたら親父も認めてくれて学費出してくれてよぉ」って。
「その吉兆で20何年働いて、他のどこどこで2年働いて、ようやく6年前にここで独立したんだよなぁ」っていう話を…
やっぱり人間って自分の経験、そういうのを話すのは気持ちいいんですよ。
それで「おぉ〜、すごいですね!」と言ったら、やっぱり主人と仲良くなって、次回行った時にあの主人は絶対僕のことを覚えておいてくれるんですよね。
最後も気持ちよく見送ってくれてですね。
だからこういうことをすることによって人に好かれる。
人に好かれると人に覚えてもらえるから、僕にとってもメリットがありますよね。
こうやって常にどんな時でも「人に好かれる会話術」というのを自分の中で試して実践して上手くなっていく。
いいですか、これも実践ですからね。ただ単にこれを見て「ははぁ〜、なるほどね。
人に好かれる…犬のように関心を示す、とにかく笑顔、そして名前を確実に覚える、よく聞く、相手の興味を見抜く、とにかく褒める…」といっても、これを実践しなければ絶対付いてこないですから。
だから「ツイてない時にツイてるって言う」というプラス思考の練習をするように、人に好かれるためにも自分をきちんと勉強して上げていかなければ行けないですね。
ゴルフの番組だけ見ててゴルフが上手くならないですよね。ゴルフの練習をしないとスイングなんて絶対に上手くならない。
それと同じで、人に好かれるのも技術なんだ、と考えて常にあらゆるところでそういうことを実践してくという癖を付けましょう。
それが必ずあなたの人生の役に立ちますからね。