菅野一勢のリチャード・ブランソンから学ぶ
どうも菅野一勢です!
今日も歴史から学ぶシリーズをお届けします。
今回は社内での人間関係構築についてです。とても勉強になるので絶対みてください。
リチャード・ブランソンから学ぼうということなんですけれども、結構起業家の中では有名ですね。
色々なセミナーとかもされてますしね。
航空会社のヴァージン・アトランティックの会長さんで、ある時リチャード・ブランソンさんとビル・ゲイツが対談をしたんですよね。
司会者が2人に「あなたにとって組織とは何ですか?」という質問をした時に
ビル・ゲイツはよく喋って、組織とはこうだ、こうだというのをずっと喋ってたんですけれども、リチャード・ブランソンの一言で会場が拍手喝采になったんですよね。
この一言でビル・ゲイツを食ってしまったっていう一言なんですけれども。
「会長、組織とは何ですか?」って言われた時に
「んー…」って考えた後に一言「ラブだね」って言ったんですよ。
それを見た人たちは拍手喝采。
この一言でビル・ゲイツを食ったということなんですけれども。
これですね、僕も以前マカオに行った時に社長さんが集まるあるワイン会に呼ばれたことがあったんですよね。
呼ばれた時に僕はタバコを吸うので、外に出てタバコを吸っていたんですよ。
そうしたら、どこかの会長が来ているみたいでそこのグループ会社の社長さんたちが2人でタバコを吸いながら話していて、そこに僕もタバコを吸って話を聞いていたら「うちの会長…本当に俺らはこの会社で働けて恵まれてるよなぁ。ホント、会長は素晴らしい」って言うんですよね。
普通、社長とか会長の悪口を酒の席で言うのをよく聞きますけど、社長とか会長を褒めている人ってあまり聞いたことがなかったんですよ。
すごい会長なんだな、すごい人望がある会長なんだなと思って。
それで、たまたま僕はその会長の隣に座ることができたんですね。
「あ、これさっきの会長だ」と思って「実はさっき、僕、タバコの席でグループ会社の社長たちが会長をベタ褒めしてたのを聞いて。
なかなか酒の席で会長、会長って褒めるって聞いたことないんですよねぇ」って。
「どんな感じで接してるんですか?」って色々聞いててすごい会長だったんで。
僕は当時グループ会社の社長に2,000万を横領されたことがあって、それに対してどう対処しようと思っていたんですよね。
それでその会長にちょっと色々聞いてみようと思って。
その人はキャバクラから美容室から何やかんや五十何店舗くらいやっている人で、めちゃめちゃすごい資産も持っているし、めちゃめちゃビッグな会長なんですけれども
その人に「もし、会長さんそういうことになったらどうしますか?」って言ったら
「うん、当然それなりの対処はする」と。
「対処はするけれども、もしそいつがね、やっぱり心から反省してもう一度あなたの会社に戻りたいって言ったら、それは許すよ」と。
「え!?許すんですか?」「へ〜」って言ったら
「だってさぁ、君、子どもとかいるかい?」って言われて、「はい、います」って。
「もし君、子どもがね、勘当すると。悪さしてお前勘当だ、となった時に勘当すると。だけど子どもが改心して戻って来て、もう心改めますんで許してください、って言ったら許さないか?」って。
「いや、子どもだったら当然許しますよね」って。
「そうだろ。俺は小さい頃から施設で育って、親も無く育って。唯一弟がいたんだけれども、その弟も病気で死んでしまったんだ。だから本当に生涯孤独だったんだ」って。
それで初めて二十何歳の時に会社を開いて「ファミリーができたと思った」って言ってて。
「僕は、会社の人間を全員ファミリーだと思っているよ」って。
「だったら、許すの当然でしょ?」って。
「なるほどなぁ!」と思って、だからこんなに「会長「!会長!」言われるんだと思って。
確かに子どもと思って接してたら、そうなるなぁと思って。
それで、リチャード・ブランソンの言葉がリンクしたんですよ。
リチャード・ブランソンが一言で言った「ラブ」。
なるほどなぁって。
だから、組織作りってあれこれ考えずに「愛」なんですよね。
愛で接していれば多分すごいうまくいくんじゃないかなって思います。
本当にマカオのワイン会で会った会長もそうだし、同じこと言ってるなと思って。
是非ね、みなさん「従業員は子ども」だと思って接しよう。
そうすると、やはり素晴らしい人間関係が築けると思います。